歯のカレンダー ブログ
歯科医師監修幼児(3〜6歳)

子どもの口臭が気になる:口臭の原因と舌のみがき方、受診が必要なサイン

子どもの口臭は、たいてい舌や歯垢などお口の中から始まります。よくある原因、舌までみがくコツ、洗口液についての誤解、片方の鼻からだけ出る鼻水のようにすぐ受診が必要なサインをまとめました。

ひと目でチェック

  • 口臭はたいてい舌と歯垢から
  • 歯ブラシで舌の表面を奥から手前にやさしく
  • 片方の鼻からだけにおう鼻水? すぐに受診を

子どもを抱っこしたときに口からにおいがすると、「どこか具合が悪いのかな?」と心配になりますよね。おなかの調子が悪いせいだと言われることもあります。でも、子どもの口臭はほとんどがお口の中から始まり、毎日の生活で減らせることが多いものです。原因とケアの方法、受診が必要なサインを順番にまとめました。

口臭は、ほとんどがお口の中から始まります

口臭は、お口の細菌が食べかすやはがれた細胞を分解するときに、においのもとになる物質をつくることで起こります。子どもによくある原因はこちらです。

舌は表面がでこぼこしているので、においをつくる細菌がたくさんすんでいます。歯だけみがいて舌をそのままにしておくと、においが残ることがあります。

朝起きたときにより強くにおうのも、よくあることです。寝ている間はだ液が減って、お口が洗い流されにくくなるからです。朝の歯みがきと水一杯で減るようなら、あまり心配いりません。

以前は、子どもの口臭は消化の問題と考えられがちでした。今は、まずお口の中を、次に鼻やのどを調べます。胃腸が原因のことはまれです。鼻がいつも詰まっていると口で息をするようになり、するとお口が乾いてにおいやすくなります。鼻の奥のアデノイドが大きかったり鼻炎があったりすると、鼻がよく詰まってこうしたことが起きやすくなります。この場合は歯みがきだけではなかなか減らないので、鼻もあわせて見てもらう必要があります。

舌までやさしく、こんなふうにみがきましょう

  1. 1日2回、フッ素入り歯みがき粉で歯をみがきます。3歳未満は米粒くらい、3歳以上はグリーンピースくらいの量を使います。
  2. 歯をみがき終わったら、歯ブラシで舌の表面を奥から手前へやさしく何回かなでます。
  3. 奥まで入れすぎるとおえっとなります。子どもがつらくない程度にしましょう。
  4. 奥歯の間に食べものがよくはさまるなら、フロスも一緒にしてあげます。
  5. 昼間も水を十分に飲ませます。

舌のケアの効果は主に大人の研究からわかっていることなので、子どもでは「役立つかもしれない」程度と考えられています。ですから、別に道具を買わなくても、ふだんの歯ブラシで十分です。子どもが鏡を見ながら「舌も顔を洗おうね」と自分でやってみると、楽しんでくれます。

よくある失敗は、においを洗口液でごまかすことです。洗口液はにおいを一時的に隠すだけです。においがまた出てくる理由を見つけることが先です。

よくある質問

朝だけにおいます。大丈夫でしょうか?

寝ている間にだ液が減るので、朝ににおうのはよくあることです。朝にみがいたあとで減るなら様子を見てかまいませんが、一日じゅう続くようなら原因を探ってみましょう。

舌をみがく専用の道具を使ったほうがいいですか?

子どもにどの道具がよりよいかという根拠はありません。ふだんの歯ブラシで、舌の表面をやさしくなでれば十分です。

洗口液を使えば解決しませんか?

洗口液はにおいを一時的に隠すだけで、においができる原因をなくしてはくれません。歯と舌をていねいにみがき、水を十分に飲むことから始めてみて、使いたいときは子どもに合うかどうかをまず歯科で聞いてみましょう。

おなかの調子が悪くて、においがするのでしょうか?

胃腸が原因のことはまれです。まずお口の中をきれいにケアしてみて、それでも続くようなら、歯科でむし歯や歯ぐきを確認してもらいましょう。

しっかりみがいているのに、においが続きます。

何週間もしっかりみがいてもにおいが続くなら、歯科でむし歯や歯ぐきを確認してもらいましょう。歯科で原因が見つからなければ、小児科を受診してみてください。

こんなときは受診しましょう

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出典

この記事の情報は一般的な教育を目的としたもので、歯科医師による診療に代わるものではありません。お子さまの状態については歯科医師にご相談ください。

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