歯のカレンダー ブログ
歯科医師監修よちよち期(1〜3歳)

夜間授乳を少しずつ減らす:歯が生えたあとのむし歯を防ぐやめ方と順番

歯が生えたあとの夜間授乳は、むし歯のリスクを大きく高めます。夜がなぜ歯にとって危ないのか、数日に一度ずつ減らしていく方法、飲ませたあとのケアのコツと歯科へ行きたいサインをまとめました。

ひと目でチェック

  • 夜は唾液が少なく、ミルクが歯に長く残ります
  • 寝るときの哺乳びんやマグは水だけ
  • 夜中に授乳したら、寝かせる前に歯をきれいに

一歳を過ぎても、夜に何度も目を覚ましておっぱいや哺乳びんを欲しがる子は多いものです。飲ませればすぐ眠ってくれるので、やめるのはなかなか大変ですよね。でも歯が生えたあとは、夜間授乳がむし歯につながりやすくなります。その理由と、子どもがあまりつらくならない減らし方をまとめました。

夜に飲むと、なぜ歯によくないの?

昼間はだ液がたえず出ていて、お口に残った食べものを洗い流し、食べものの影響で弱った歯をまたかたく戻してくれます。ところが眠るとだ液はほとんど出なくなります。そのため、夜に飲んだ牛乳や粉ミルク、母乳が歯の表面に長くとどまります。

特に哺乳びんをくわえたまま眠ると、歯がひと晩じゅうミルクにつかっているようなものです。歯が生えたあとも夜間授乳が続くと、この状態が毎晩くり返されます。すると、前歯から溶けていく乳幼児のむし歯ができやすくなります。はじめは上の前歯の歯ぐきに近いところに白い帯のように見え、進むと茶色に変わっていきます。

ここで、よくある誤解をいくつか見ておきましょう。

習慣だということは、変えられるということでもあります。数日に一度ずつゆっくり減らしていけば、子どもも慣れていきます。

数日に一度ずつ、こんなふうに減らしてみましょう

  1. 飲ませて、きれいにして、寝かせます。寝る前の流れを「授乳、歯みがき、絵本、ねんね」のように決めましょう。哺乳びんやおっぱいをくわえたまま眠らないようにするのが第一歩です。
  2. 寝るときの哺乳びんには水だけを入れます。哺乳びんがないと眠れない子なら、中身を水に替えましょう。
  3. 夜間授乳の回数を、数日に一度ずつ一回ずつ減らします。子どもがいちばん欲しがらない時間帯からなくしてみてください。目を覚ましたときは、抱っこやトントンでなだめる時間を少しずつのばしていきます。
  4. 夜中に飲ませたら、歯をきれいにしてから寝かせます。ガーゼか歯ブラシで歯を軽くきれいにしてあげてください。起こさないように前歯を中心にそっとふくだけでも役に立ちます。
  5. 昼間のだらだら飲み・だらだら食べも一緒に見直します。夜だけ減らして昼間にずっとちびちび飲んでいると、歯が休むひまがありません。

最初の数日は、子どもが泣いたりぐずったりするのは当たり前です。一度減らしたあとに、体調をくずしたり環境が変わったりしてまた増えてもかまいません。調子が戻ったら、またゆっくり始めればいいのです。家族が同じやり方をすることが大切なので、一緒にお世話をする人と前もって流れを合わせておきましょう。

夜間授乳を減らしている間も、フッ素入り歯みがき粉で1日2回みがくことはそのまま続けます。一日のうちでいちばん大切な歯みがきは、寝る前の歯みがきです。

よくある質問

夜間授乳は、いつまでにやめればいいですか?

決まった日付よりも、歯が生えているかどうかが目安です。歯が生えたあとは、特に一歳を過ぎたら、夜間授乳を少しずつ減らしていくのがおすすめです。子どものペースに合わせて、数日に一度ずつ減らせば大丈夫です。

母乳育児中ですが、夜に飲ませてはいけないのですか?

いけないという意味ではありません。歯が生えたあとは、夜通し欲しがるたびに飲ませる授乳を減らし、飲ませたあとはガーゼか歯ブラシで歯をきれいにしてあげてください。

眠った子を起こしてでも、歯をきれいにしたほうがいいですか?

起こすまでの必要はありません。飲ませたあと、眠る前にガーゼで歯をそっとふいてあげる程度で十分です。いちばんいいのは、飲ませる時間を眠る前に移して、歯をきれいにしてから寝かせることです。

どうしてもやめるのが難しいです。

そういうこともあります。子どもによって眠りの習慣は違うので、ひとつの方法が誰にでも合うわけではありません。小児科や歯科に相談すれば、その子に合った方法を一緒に考えてもらえます。

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出典

この記事の情報は一般的な教育を目的としたもので、歯科医師による診療に代わるものではありません。お子さまの状態については歯科医師にご相談ください。

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